サブスタンスP

■出典
アレルギー 66(10) 1254-1255 2017


■発見の経緯
1931年 von EulerとGaddumが、馬の脳と腸から、アセチルコリンとは異なる降圧&平滑筋収縮物質として報告。
1970年 ChangとLeemanがサブスタンスP(SP)と命名。
1971年 11のアミノ酸からなる神経ペプチドとして報告。


■性質
・非ミエリン性C繊維から遊離される神経ペプチド。
・類似するNKA(ニューロキニンA)・NKB(ニューロキニンB)とともにタキキニンと総称される。
・ACEやNEP(ニュートラルエンドペプチダーゼ)等で賦活化される。
・鼻炎で鼻汁中に分泌される。
・受容体はNK1・NK2・NK3受容体に分かれる。
 それぞれ、SP・NKA・NKBが結合しやすい。
・NK1受容体は、末梢組織と中枢神経
        脳幹の孤束核に分布 中枢性嘔吐に関与
 NK2受容体は、末梢神経
 NK3受容体は、中枢神経
 に存在する。
・但し、この受容体は相動性が高く、タキキニン類はいずれも活性化する。
・NK1受容体は上皮と粘膜下腺組織に発現。
 →神経原性炎症に関係???

・SPを局所に注射すると、掻痒感と血管拡張が惹起される。
 SPによって、肥満細胞・ランゲルハンス細胞(LC)・ケラチノサイト等から二次的にサイトカインやメディエーターが遊離して起こる???

抗アレルギー薬としての効果は証明されていない。

・NK1受容体拮抗薬は、抗がん剤の遅発性嘔吐に対する制吐剤としてアプレピタント(イメンド)として使用されている。

  • 最終更新:2017-12-24 20:43:00

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