植物アレルゲンの分類

抗原性からの分類

出典:BSACI(The British Society for Allergy & Clinical Immunology)の


植物は、種類が異なっても、(完全に同一ではないが)構造の似たタンパクを共有している。
このようなタンパクの相同性が交差抗原性をもたらす。



■種子貯蔵タンパク(storage protein)
 ●クピンスーパーファミリー
   (クピンとは、多彩な機能を持つ植物タンパクの総称)
  ・11Sアルブミン
  ・7Sグロブリン
 ●プロラミンスーパーファミリー
  ・2Sアルブミン

■貯蔵タンパク以外
 ●Pathogenesis-related proteins:植物の感染に対する防御タンパク
  ・PR-10(Bet v 1関連タンパクとも呼ばれる)
  ・PR-14(LTP:lipid transfer proteinとも呼ばれる)
   9kDaで、4本のジスルフィド結合を持ち、pHや熱の変化に強いため消化されにくく、発酵食品においても残存している。

[[化学と生物54(6):377-378 2016:::https://katosei.jsbba.or.jp/view_html.php?aid=591]]




 ●オレオシン(oleosin)   :油脂を保護する膜タンパク
 ●プロフィリン(profilin) :アクチンの調節タンパク
 ●ディフェンシン(defensin):植物の抗菌タンパク




溶解性からの分類



■アルブミン: 純水可溶性
■グロブリン: 食塩水可溶性
■プロラミン: アルコール可溶性
■グルテリン: アルカリ可溶性


全ての植物においてこのような分類をしているかどうかは不明。
機能を無視して溶解性だけで植物由来タンパクを全て分類するのはあまり実用的だとは思えない。

  • 最終更新:2018-01-17 12:17:44

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